株式会社Bloomが実施した「大手企業への転職活動に関するアンケート」によると、20代の転職希望者は情報収集において「企業の公式サイト」を最も信頼していることが明らかになりました。一方で、期待する条件や理想の働き方については、世代ごとに鮮明な違いが出ています。大手企業へのキャリアステップを検討するビジネスパーソンが、今何を求めているのか、最新の調査結果を紐解きます。

年代で異なる転職の期待:20代は年収、高年代はやりがい
大手企業への転職において、全体で最も期待されているのは「年収アップ(38.1%)」、次いで「携わる業務の規模・やりがい(26.1%)」という結果になりました。しかし、この傾向は年代によって大きく異なります。
20代では43.8%が「年収アップ」を第一に掲げており、若年層ほど経済的な待遇改善を強く求めていることが分かります。一方で、年代が上がるにつれて「携わる業務の規模・やりがい」を重視する割合が増加し、50代では49.0%と約半数に達します。キャリアの成熟度に合わせて、報酬よりも社会的影響力や自己実現を追求する姿勢が強まる傾向が見て取れます。
20代は公式サイトを重視、50代はエージェントを活用
情報収集の手段についても、世代間のデジタルリテラシーや信頼の置き方が反映されています。20代の42.3%が「企業の公式ウェブサイト」を最も重視すると回答しており、口コミサイトやSNSといった第三者からの情報よりも、企業が自ら発信する一次情報を精査する傾向にあります。

これに対し、50代では「転職エージェントからの情報(43.1%)」を重視する割合が最も高くなっています。ハイクラス層やシニア層の転職においては、公開情報だけでなく、エージェントを通じた非公開求人や詳細なマッチング情報を頼りにする、従来型のプロフェッショナルな情報収集スタイルが根強く残っているようです。
理想の働き方はハイブリッドワーク、20代の3割は完全出社希望
ワークスタイルに関しては、全年代を通じて「ハイブリッドワーク(週2〜3回出社)」が65.4%と圧倒的な支持を集めました。柔軟な働き方は、もはや大手企業への転職におけるスタンダードな期待値となっていると言えます。

特筆すべきは、20代の30.8%が「完全出社」を理想のスタイルとして挙げている点です。これは他年代と比較しても高い数値であり、キャリアの初期段階において、対面でのコミュニケーションを通じたスキル習得や、オンオフの切り替え、社内ネットワークの構築を重視する若手層が一定数存在することを示唆しています。企業側には、一律のリモート化ではなく、こうした若手のニーズに寄り添った環境整備が求められています。
企業概要
- 企業名
- 株式会社Bloom
- 事業内容
- キャリア支援・転職支援サービス





