8割のミドルが異業種転職に興味。3割は異職種への挑戦も希望
エン・ジャパン株式会社が運営する『ミドルの転職』において、35歳以上のユーザーを対象とした最新の調査結果が公開されました。それによると、回答者の80%が現在の業種とは異なる分野への「越境転職」に興味を持っていることが明らかになりました。特筆すべきは、そのうちの30%が業種だけでなく職種も変える「異職種転職」を視野に入れている点です。キャリアの折り返し地点を過ぎたミドル世代において、これまでの経験を土台にしつつも、新たな領域へ踏み出そうとする意欲の高さが浮き彫りになっています。


人気の越境先は「メーカー」。年代が上がるほど公共機関への関心も
異業種への転職を検討する際、具体的にどのような業界が選ばれているのでしょうか。調査の結果、最も人気を集めたのは「メーカー」(22%)でした。次いで「インフラ・教育・官公庁」が20%と続き、安定性や社会貢献度の高い分野への関心が寄せられています。特に年代別で見ると、60代では「インフラ・教育・官公庁」への関心が23%に達しており、キャリアの集大成として公共性の高い仕事に携わりたいというニーズが強まる傾向にあります。また、希望職種では「管理部門系」(22%)や「経営・経営企画・事業企画系」(15%)が上位を占め、培ってきたマネジメント能力を異業界で活かそうとする姿勢が見て取れます。



興味の理由は「成長業界」や「給与」。懸念点は選考通過への不安
ミドル世代が越境転職を志す最大の理由は、「成長業界・給与相場の高い業界で働きたい」(41%)という切実な動機です。将来の昇給への不安や、現在の業界の先行きに対する危機感が背景にあります。また、「キャリアの幅を広げたい」(38%)や「定年後を見据えて幅広い経験を積みたい」(34%)といった、長期的なキャリア形成を見据えた回答も目立ちました。一方で、大きな壁となっているのが選考への不安です。68%が「選考が通るか」を最大の懸念点として挙げており、次いで「これまでの経験・スキルが活かせるか」(52%)といった、自身の市場価値が異業界で通用するかどうかを慎重に見極めようとする心理が働いています。


経験者の半数以上がメリットを実感。「仕事の幅が広がった」の声
実際に異業種への転職を経験した人は56%にのぼり、その多くがポジティブな変化を実感しています。経験者が「良かったこと」として挙げたのは、「仕事の幅が広がった」(61%)や「新たな知識やスキルを磨けた」(55%)といった自己成長に関する項目が上位を占めました。具体的なエピソードとしては、「異業界の視点を取り入れることで、既存の業務にイノベーションを起こせた」「異なる商習慣を知ることで、人間関係の構築力が飛躍的に高まった」といった声が寄せられています。ミドル世代にとっての越境転職は、単なる職場環境の変化に留まらず、自身の専門性を多角化し、ビジネスパーソンとしての寿命を延ばすための有効な手段となっているようです。

企業概要
- 企業名
- エン・ジャパン株式会社
- 所在地
- 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
- 設立年
- 2000年
- 事業内容
- 求人情報メディアの運営、人材紹介事業、採用支援サービスの提供
- 公式サイト
- https://corp.en-japan.com/





